シポジュール
次世代建材「シポジュール」
「循環型社会形成推進基本法」において、環境に対する負荷の抑制は優先順位一番にランクされています。建設業界においては、建物の長寿命化を図ることにより環境に対する負荷を抑制することが出来ます。そこで、シポレックスでは、耐久性が高い高耐炭酸化パネル「シポジュール」に製品を切り替えました。
高炭酸化パネル「シポジュール」
シポレックスは日本に技術導入されてから、50年以上が経ちました。多くの建物では、長い年月の経った今でも健全な状態でシポレックスをご使用いただいています。弊社の調査では、仕上げが劣化したり、仕上げの無い部分のパネルに微細なクラックが発生しているものも認められました。これはパネルの炭酸化によってパネルの劣化が進行したものです。シポジュールは、炭酸化への耐久性(耐炭酸化)を約2倍にする技術です。
炭酸化促進日数と炭酸化度
炭酸化(度)とは
炭酸化とは、シポレックスの主要構成鉱物トバモライトが水分と炭酸ガスにより、炭酸カルシウムとシリカゲルに生成される反応です。炭酸化が進むと、トバモライトの結晶量が減少する事になり、結晶同士の結合が弱くなり、パネルとしては強度低下や収縮により、表面に細かいひび割れが発生します。この炭酸化の度合いを炭酸化度として示しています。炭酸化度は、全体のカルシウムの量に対する炭酸カルシウムへ変化した量の比率を百分率で示したもので、下記の式によっています。
炭酸化度(%)= CaCO3に変化したCa量/全Ca量
シポジュールの耐炭酸化性メカニズム
当社の取り組み
- 発生制御
- シポジュール(建物の長寿命化)
- 再使用
- 路盤材、土壌改良材
- 再生利用
- 工程内リサイクル、新築現場端材回収
シポジュールの導入メリット
- 長寿命
- 従来のシポレックスと比較し、より一層の長寿命化が図れます。
- コストダウン
- 素材自体で炭酸化の進行を抑えて、維持メンテナンスコストを低減でき、また長寿命化により建物のライフサイクルコストを低減いたします。
- 保証期間
- パネルの材料保証を10年から20年としました。